【報告】多文化共生セミナー「おとなりさんは がいこくじん」
3月13日(日)10:30~12:30に多文化セミナー「おとなりさんはがいこくじん」を行いました。ゲストは兵庫県国際交流員(CIR)である、米国ノースカロライナ出身のジェームズ・ボリンジャー(James Bollinger)さん、中国広東省出身のコウ・シエン(鄺 子延)さん、オーストラリア・アデレード出身のライ・イーホア(Lai Yi Hua)さんの3名でした。
前半は、パネルディスカッションで、司会の寿賀副会長の質問に順番に答えてくれました。最初は自己紹介と自分の出身地の様子の紹介を行いました。ボリンジャーさんの出身地ノースカロライナ州はアメリカ南西部にあり、ライト兄弟が初めて飛行に成功したところです。豚のひき肉料理やとても甘~い(たいていの日本人は飲めないくらい!)スイートティやパイも有名です。コウさんの出身地広東省は中国南部にあり、人口1億人、孫文の出身地で飲茶などの広東料理がおいしく、シンセン他観光地もたくさんあります。ライさんの出身地アデレードは南オーストラリア州の州都でイタリア人やギリシャ人など多国籍の人が集まる国際都市でワイン、フットボールが有名です。
次に日本に来てカルチャーショックを受けたことはという質問で、思ったより出身地とかわらなかった、自販機が多い(お酒やたばこまであることや、出身地ではカンコーヒーやカップ入りや道路脇にはない)、バスに時刻表がある(出身地では渋滞がひどく時刻表をつくれない、車以外の交通を使ったことがないから出身地のバスや電車のことはわからない)などの話がでました。
日本で困ることでは、来日当時ハンコがなくて困ったとか、携帯の契約が大変(○年縛りとかわからない、外国人にはクレジットカードを作りにくいのに携帯の契約には必要、よその国では好きなキャリアですぐ契約できるのに)とみなさん声をそろえていました。ゴミの分別も最初はわからず困ったが今は慣れたし環境のためにその方がいいと思うとか、出身国では銀行ATMは24時間営業が当たり前で銀行が閉まっている時間にこそ使うものではという声もありました。また、銀行や病院が週末休みなので、とても不便を感じているそうです。
後半は3つのグループに分かれ、防災などについて話し合いました。中国やインドなどの外国出身の参加者も交え、日本での暮らしや違いについてみんなで楽しく話し合いました。