【報告】ブルーマウンテンズ市訪問団訪問記
ブルーマウンテンズ市と三田市との姉妹都市提携30周年にあたり、協会訪問団(団長:西上俊彦副会長)が10/5~10/9に当地を訪れ、友好を深めました。
【10月6日】
早朝6時過ぎ、ようやくシドニー国際空港に到着しました。
9時からはさっそく市内のバッテンショーパークにて、30周年記念のサクラの植樹を行いました。
この公園には”Blue Mountains Sanda Japan Friendship Garden”と名付けられた一角があり、25周年時の植樹などが大切に育てられています。
ここで、”Mount Fuji”と呼ばれている品種の桜を植樹しました。
30周年の記念として植樹した桜が大きく花開く日を楽しみにしてください。
その後、両市の姉妹都市交流に大きな功績を残されたケリー・カイムさんのお墓参りを8人の訪問団メンバーと、ブルーマウンテンズ市の姉妹都市委員で行いました。
ケリーさんが大好きだったラグビーの話を奥様コリーンさんからお聞きしながら、功績を偲びました。
夕方6時からは、ブルーマウンテンズ市議会にて、市長、副市長、市議、姉妹都市委員など20名の方々がレセプションを行ってくださいました。マーク・グリーンヒル市長からは「国際関係は非常に密接となり、世界が小さなものとなってきている。その中で、ブルーマウンテンズ市にとって三田市は非常に大切な姉妹都市である」との言葉をいただきました。
ブルーマウンテンズ市と姉妹都市委員会から市内のウェントワースフォールズを題材とした額をいただきました。
三田市側からは、西上俊彦訪問団長から30年にわたる交流の謝辞と今後の交流への期待を述べたのち、三田市からの森哲男市長の親書と青磁花瓶、三田市国際交流協会からの風呂敷と米谷ルリ子氏作の切り絵をお送りしました。
両市の交流関係者で姉妹都市提携30周年を祝う素晴らしいレセプションとなりました。
今後も両市の親密な友好関係、深い信頼関係が継続できることを祈ります。
【10月7日】
昨日に引き続いて雨でした。
ブルーマウンテンズでは、3、4ヶ月雨はなかったようですが、私たちが来て雨が続いています。
日本では「雨男、雨女」の話も生まれそうなところですが、こちらではブッシュファイヤー(=山火事)の問題が深刻なので、感謝さえされています。
午前中には、ブルーマウンテンズヘリテージセンターに立ち寄ったのち、ゴベッツリープ展望台から世界遺産ブルーマウンテンズの雄大な景色を堪能しました。ゴベッツリープからは有名なスリーシスターズとは反対側に広がるユーカリの原生林を望むことができました。
午後からは、雨天の中、ルーラ・モール(=日本ではレウラの表記の方が多いと思います)で行われている野外市を見学しました。
【10月8日】
昨日までとうってかわって好天に恵まれ、市内の様々な場所をブルーマウンテンズ市姉妹都市委員会の方々と共に見学することができました。
午前中は、シニックワールドを見学しました。シニックワールドは、ブルーマウンテンズの高原の崖に、ケーブルカーやロープウェイを配して世界遺産の自然とブルーマウンテンズ市草創期のカトゥーンバ鉱山の歴史を学べるようにしたものです。
昼食は、ウェントワースフォールズ湖にて持ち寄りのランチとしていただきました。副市長も含め、総勢20名の大ピクニックとなりました。副市長からは、アボリジニデザインのエコバッグをお土産としていただきました。
午後は、オープンガーデンのひとつ、エバーグレイズ・ヒストリックハウス&ガーデンズを見学したのち、インタープリティブセンターのICT技術を駆使したインタラクティブな展示を見学し、隣接する図書館で三田市生徒の美術作品が展示されている様子を見学しました。
また、最後に世界自然遺産ブルーマウンテンズのシンボルとも言うべきスリーシスターズを見学しました。
夕食は市内のローンボーリングクラブのレストランで、姉妹都市委員会5名の方々といただき、本訪問団の日程を終了しました。